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遠山沙織

Saori Toyama

桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻を卒業、同大学研究科を終了。在学中に明治安田生命クオリティオブライフより奨学金を受ける。その後、東京藝術大学音楽学部大学院音楽研究科器楽科ピアノ専攻にて修士課程を修了。やちよ音楽コンクール第1位及び市長賞、東京芸術センターピアノコンクール銅賞、他多数のコンクールで入賞、入選を果たす。

様々な演奏活動とピアノ指導、バレエ伴奏、そして桐朋学園大学附属子供のための音楽教室にてソルフェージュ指導をしたのち、オーストリアのグラーツ芸術大学に留学、Post Graduateコースを修了。留学中には、ベートーヴェン・フラデツ国際ピアノコンクール第1位(チェコ)、アンドレア・バルディ国際ピアノコンクール第1位(イタリア)、シャビア国際コンクール第1位(スペイン)、モントロン・レ・バン国際ピアノコンクール第2位(フランス)、カルロバッツ国際ピアノコンクール第2位(クロアチア)、アクアヴィーバ・デレ・フォンティ国際ピアノコンクール第3位(イタリア)他、多数のコンクールにて優勝、入賞を果たす。ボローニャ、バーリ、リヨン、バレンシア、オストラヴァ、ウィーン、グラーツ等各国各地でリサイタルやオーケストラとの共演を行う。

これまでに、ピアノをマルクス・シルマー、東誠三、ガブリエル・タッキーノ、奈良場恒美、下松千夏、渋谷篤、庄司みどり、上原由記音の各師に、室内楽をステファン・ゲルナー、プリヤ・ミッチェル、アンドレアス・ヴォイケ、岡山潔、松谷園子の各師に師事。

日本在学中にはドイツロマン派の作品を中心に勉強し、修士論文ではシューベルトのさすらい人幻想曲ハ長調について研究する。その後留学中にはレパートリーの幅を広げ、バロック音楽~現代音楽に至るまで各地で好評を得る。2018年にはオーストリア及びイタリアの音楽祭でグラナドスのゴジェスカスを全曲演奏しオーストリアのラジオ、ORFでも放送された。現在スペインピアノ音楽学会会員。室内楽にも意欲的に取り組み、ピアノ三重奏、ピアノ四重奏、2台ピアノでの演奏会を自ら開催する他、声楽や管楽器とのアンサンブルも多数行っている。現在は演奏活動の傍ら、スタジオTO2音楽院ピアノ講師、Salige音楽院主宰として後進の指導にもあたっている。